11月4日の夜行バスに乗り、11月5日に石巻市に行ってきた。
前から行きたかった被災地支援活動のため。
地域の芽生え21っていうNPOの募集に応募した。
総勢40人強で、みんな関東から。71歳の参加者という強者もいた。
参加費は5000円で、0泊2日。
22:30に東京駅丸の内北口集合で、翌日8時くらいから作業を始める日程。
独りで参加したけど、バスで隣だった大学生も独りの参加で、
人懐っこく話してくれたおかげで孤独は感じなかった。
名前は伏せるけど、ありがとう。
翌日早朝にバスは石巻に入り、コンビニに寄ってくれて朝食と昼食を買った。
その後作業場所に向かう途中、大量のがれきとトミカのように積み重なった車の山を見た。
あと、途中で14時50分ごろで止まったままの壁掛けの時計も見た。
今日の作業は側溝のヘドロ除去。
今回の作業は「石巻市復興を考える市民の会」との共同作業だった。被災者を中心とした団体で、現地に来るボランティアと連携してずっと復旧活動を行っているみたい。
作業前に、その市民の会の方からお話を聞くことができた。
そこからは、切実でいて強烈な不満や想いを感じた。この内容は別の投稿に。
作業自体はどちらかというと力仕事だけど、
個人的にはちょい強めの筋トレ程度という感じで、そこまできつくなかった。
辺りの建物の1階がことごとく骨だけだった。
信号もこんなになってた。
40人で来たから見学っていう雰囲気は消えなかったけど、
もし一人で来ていたら人気の無さにぞっとするような恐怖を感じる気がした。
かつては賑わってた港も見学することができた。
道路だったはずのところが未だに水で満たされていた。
ガードレールだけがむなしく水面の上に見えた。
結構がれき類は取り除かれてたけど、それだけに何も残ってない感がはんぱ無い。
まだまだやるべきことは文字通り山積みという印象を受けた。
これからの石巻は、薄れてゆく世間の注目と、復興がだいぶ進んでるという幻想との戦いを強いられそうだと感じた。
行きたいと思う気持ちと、実際にNPOを探すことを含めて行動することとの間には壁があったけど、行って良かった。
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最後に、11月15日に行ったくるりのライブで、石巻復興節っていう曲が演奏されたことについて。
くるりの岸田さんと石川さゆりさんが石巻土着の歌を意識して作った歌だそうだ。
歌詞は石巻どこかで見た寄せ書きとかを取り入れたって岸田さんは言ってたな。
聞いてたら涙流れた。曲聞きながら涙が出るなんて体験は人生で初めてだった。
その他の曲もめちゃくちゃかっこよかった。くるりのファンになった。
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