1.25.2012

ゲーミフィケーション Gamification

2012年1月25日のクローズアップ現代。

ゲーミフィケーションが社会に広がる様子をレポートしている。

例えばマツダの燃費を競うゲーム。
試乗しにくる人が3倍になったとか。

Nike +GPSも紹介されていた。自分も使ってるけど、これはおもろい。

シンクスマイルていう会社も紹介されてた。
報酬や業績での尺度よりも、他人に評価されたいという願望を満たす仕掛け。
確かに今の時代に合ってるかな。バッジを他者にもらったりあげたりすることで仕事へのモチベーションが上がる仕組みになっているみたい。


未解明のタンパク質の構造解析を世界のゲーマーが解き明かしたニュースも出てた。
エイズ治療薬につながるらしい。

構造をPC上でてきとうにいじれるようなゲームで、安定な構造に近づくほど点数が高くなるゲームに仕立て上げたことがミソ。プレーヤーは高得点を目指していじっていくだけ。コンピュータの網羅的な解析よりも人間の空間認識力を結集した方が良いという考えが背景らしい。

問題となっているケースもあった。
イギリスで監視カメラの映像を公開して、万引きを見つけたら通報して、報酬をもらえるという仕組み。これは、第3者に見られるのが嫌だ、という人がいることと、犯罪を止めているとはいえそういうことをゲーム感覚でやっていいのか、という懸念が挙がっているみたい。

現在はどちらかというとネガティブな意味のゲーム感覚という言葉が、これからはポジティブな意味に変わって言ってほしい、といって濱野智史さんは結んでいた。


確かに色々何かに使えそう。仕事に生かせるかな。。分からん。

1.21.2012

売り方としての仕組み(2012年1月20日の日経)

AppleがiTunesとかAppストアとかの仕組みを上手に作ったおかげでiPodが一世を風靡した、というのは良く言われる話。

オリンパスもそれと同様の構図で内視鏡を売る仕組みが優れているらしい。
日経のコラムではそれを「見えない資産」として表現し、オリンパスが問題を抱えているにもかかわらずM&A市場で高い評価を受けている所以だと書いていた。

内視鏡の故障対応や微妙な調整、さらには医師に対する扱い方のトレーニングなど、細かい要望に応える体制をオリンパスは整え、内視鏡の圧倒的なシェアを獲得した。

一回トレーニングとかやってしまえば、その後そのお医者さんは基本的には同社製品を使ってくれるので囲い込める、という戦法。
こち亀で両さんが儲けようとするときに良く「始めが肝心だ」って言ってるの思い出した。
例えとしてクラウンおやじ(車はクラウンしか知らないおやじ)とかを挙げたりしてたな。

アップルのような場合だけでなく、製造業においても仕組み作りは大事だ、という教え。
モノを生かす仕組みを用意することは、商売においてはモノを作ることと同じかそれ以上重要で、モノの価値を何倍にも高められる、ということを忘れずにいたい。

かつてCDを普及させたソニーは、レコード全盛のころにカラヤンの協力をもとにレコード業界を説き伏せたらしい。こういう世界を巻き込む仕組みづくりを再び行えれば日本の製造業は再び躍進する。と書いてコラムは結ばれていた。

1.08.2012

映画の感想。JUNO

JUNO

重い状況をはねのけるJunoの性格にとても好感をもった。
だいぶ若いEllen Pageが女優賞にノミネートされた理由が分かった。

途中、養子のお父さんとJunoの恋愛に発展させる予感を感じさせたけど、やっぱそうならんかったな。Junoの父親のありのままを愛してくれる人とならきっと上手くいく、っていうセリフが本当に大切な人を気づかせてくれた、てことかな。

それにしても孕ませた男の子Bleekerは映画では全然責任を追及されんかったな。
父親役のJ K Simmonsが凄く大人な男に見えた。
Junoに干渉しすぎず、大らかに見守ってる感じ。

それだけにJunoが独り奮闘してて、実際にこういう風に振る舞えたら相当精神力があると思う。

映画作成側は、やっぱり中絶を反対する姿勢を示したかったのかな。
それと、超音波診断の場面では、若い親の元で育つ子だって幸せになれるんだ!というメッセージがあったと思う。

結局Bleekerとよりを戻して、ハッピーエンドになったのは、見てて正に心温まる感じだった。

あと映画全体の柔らかい雰囲気が良かったな。
BGMも相当その雰囲気に貢献してると思う。サントラがヒットしたってのも納得がいった。
The Kinksしか知らんかったけど、The Velvet UndergroundとかBarry Louis PolisarとかBelle & Sebastianとか、好きな歌手を見つけられて良かった。